格オタブログ

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【速報】皇治の会見面白過ぎる

 

https://gonkaku.jp/images/article/12078

・2022年は皇治の年だった。

 

 思えば、2022年の格闘技はビッグマッチばかりで楽しかった。夏のTHEMATCH、秋の超RIZIN、そして大晦日にはベラトールとの対抗戦が控えている。

 そんなビッグマッチの裏で一人勝ちをし続けているのが皇治さんだ。

 

 皇治さんは、一昨年にRIZIN参戦。那須川天心と試合して敗北。更に昨年はRIZINワンデーキックトーナメントでまさかのバッティング、そしてローブローも繰り出すなど、反則を連発してしまい、大バッシングを食らった。

 

 しかし、2021年大晦日にはYA-MANと死闘を繰り広げ、更に2022年3月にはバッティングでノーコンテストになった因縁の梅野との試合で勝利を収めるなど、禊をばっちりすました皇治は亀田興毅の3150FIGHTに出場、超RIZINではメイウェザーの側近ジジと対戦して勝利し、ちゃっかり人気を獲得した皇治さん。

 あんなにいたアンチはどこへやら、最近では皇治さん肯定派が大多数。というか、むしろファンが増えている。

 

 

・皇治は上手い

 

 皇治さんはもともと、実力というよりもキャラクター先行で人気になった男だ。

 K-1在籍時は武尊に喧嘩を売り、ボコボコに殴られて人気を獲得。 

 その煽り方も、オラオラしたガラの悪い感じじゃなくて、受けを狙った、煽られた側としてはムカつくけれどちょっと笑っちゃう感じの煽り方である。

 あと、皇治さんは会見で滑っちゃうところもあり、そういう突っ込みどころがあるのも可愛げがあってナイスなのだ。

 

 つまり常にプロレスの煽り方に似ている。キッチリ試合を盛り上げるために煽り、そして、試合後は勝っても負けてもグチグチ言わず、相手を立てる。だから試合した選手は勝っても負けても得をする。

 興行主からしたら、こんなに美味しい選手はいない。どんな試合でもキッチリ盛り上げてくれるなんて、頼もしいことこの上ないのだ。

 

・超RIZINで一番得をした男

 

 そんな皇治さんに目をつけたのが、メイウェザーのTMTである。

 超RIZINでメイウェザー陣営は、ジジを煽り、ストーリーを必死で作ろうとする皇治さんを見て『コイツ、仕事するなあ』と思ったのだろう。

 11/13のメイウェザーVSイギリスのyoutuberデジとのエキシビジョンマッチの興行に出場することが決定した。なんとメイ直接の指名である。

 メイと対戦した朝倉未来ではなく、世界デビューしたのが皇治なのは、なんとも皮肉な話だろう。

 

・海外でも皇治節炸裂

 

 皇治の対戦相手はジャハン・イングラム。21歳の期待の新人である。 

 海外の会見でも皇治節が炸裂しまくり、そこそこ笑いが起きる始末。

    『メイウェザーにしか興味がない』

 『俺の名前で売れたんだから感謝せい』

 『メイウェザーが偉いのはボクシング界だけ』

 『俺らのルールでやる根性があるならかかってこい』などなど言いたい放題。

 

更には遅れて登場したメイウェザーにも直接メイウェザーのお面を渡そうとするなど怖いものなしの行動に出る。

www.youtube.com

 

 

・感想と試合予想

 

日本人は英語が出来ないし、それに内弁慶なところがあるので、どうしても海外では萎縮してしまう傾向があるのだが、こうして、バチバチに日本語で言いたいことを言い、やりたい事をやりまくる皇治さんの姿は日本ではなかなか好意的に受け入れられているようで、youtubeのコメント欄は軒並み応援メッセージばかりだった。

 

とは言え、相手はこれまで皇治さんがボクシングルールで戦った相手の中では一番の強敵だ。

なんと言っても、あのTMTの秘蔵っ子である。

 

怖いのは、ジャハン選手と皇治さんの実力差が開きすぎていて、ジャハン選手が一方的に殴り続けるケースである。

 

まだ若いジャハン選手が皇治さんの煽りを真に受けていて、やり過ぎてしまわないか心配だ。

 

とは言え、皇治さんは戦績を見れば大ベテラン。どうなるのか予想できない。

 

何はともあれ楽しみである。