【クレベル・コイケ】クレベル・コイケの経歴、強さ、性格について徹底解説。磯部師範って何者？

　恐らく、現在（2022年）において、日本フェザー級最強の男と言えるのが、このクレベル・コイケ選手です。

　柔術界の鬼神と呼ばれている彼は、その名の通り、柔術をベースにしたファイトスタイルでＲＩＺＩＮ参戦後、全ての試合で一本勝ちしています。

　この記事ではそんなクレベルコイケの経歴、強さ、性格、そして大の仲良しの磯部師範について解説していきます。

・経歴

　祖父はブラジルに渡った日本人であり、その縁もあって７歳から柔道を始めます。

　１４歳の時、出稼ぎの為来日。中学校では自分と同じ日系ブラジル人が虐められている姿を見て、学校に行かなくなります。

　その後、大人に混じって働き、そのかたわらソウザ一家が日本で始めた柔術道場『ボンサイ柔術』に入門。生涯の友であり、柔術界の至宝となるホベルト・サトシ・ソウザと出会います。

　２００８年にはリーマンショックで日系人失業者に対する『帰国支援』と言う名の実質上の再入国禁止問題などがあるなか、金銭的な理由からボンサイ柔術の面々でルームシェアをするなど厳しい状況に追い込まれます。

　当時のクレベル選手は荒んでおり、ナイトクラブのセキュリティをしていましたが、たびたびストリートファイトで喧嘩騒ぎを起こしており、一時ボンサイ柔術を破門されそうになっていました、そんな時、サトシ選手が涙ながらに『自分が一緒にいるからチャンスをあげてほしい』とクレベル選手を庇い、クレベル選手は柔術を続けることが出来たのです。

　その後、総合格闘家になったクレベル選手はめきめきと実力をつけていき、ＤＥＥＰを主戦場とした後、２０１５年からはヨーロッパ最大の総合格闘技団体ＫＳＷを主戦場にし、２０１７年にはチャンピオンになっています。

　しかし、その後KSWとの契約が切れ、所属する団体がなく戦う場を失ってしまいます。そんなクレベルを救ったのはまたしてもサトシ選手でした。

　サトシ選手は２０２０年RIZINのリングで自身が勝利した後、マイクでクレベルのことを紹介。クレベルのRIZIN参戦を後押しします。

　そして２０２０年にRIZIN参戦。その後、破竹の勢いで勝ち続け、６試合連続１本勝ちで勝利。特に、２０２１年に行われた朝倉未来選手との一戦は東京ドーム大会のメインイベントであり、打撃で効かされるシーンもありましたが、最後は１本を極め勝利します。この勝利により、爆発的に人気を獲得しました。

https://www.youtube.com/watch?v=wOirmNoNMHc

　２０２２年には牛久選手に勝利し、ＲＩＺＩＮフェザー級チャンピオンとなりました。　そして、２０２２年の大晦日にベラトールとＲＩＺＩＮとの対抗戦で、ベラトール最強の男、パトリシオ・ピットブルとの戦いが決定しました。

・強さ

　日本フェザー級で今一番強い男です。

　２０２２年に行われた牛久選手との試合で、チャンピオンであった牛久選手を完封。ファンだけでなく、格闘家達からも、『誰が勝てるんだよ』というコメントが出るくらいにクレベル選手は強いです。

　ファイトスタイルはもちろん柔術。テイクダウン、そして寝たら最後極められてしまうという恐ろしいファイトスタイルです。

　しかし、そんなクレベル選手ですが２０１８年にKSWのタイトルマッチでマテウス・ガムロット選手に敗れています。その際はガムロットのフィジカルに押し負ける形でした。　更に、２０２２年に行われた佐々木憂流迦選手、萩原京平選手との試合では打撃で打ち負ける場面があり、立ち技での攻防に穴があるように見受けられていました。

　　しかし、２０２２年の夏に海外武者修行でボクシング技術を強化、打ち負けない打撃技術を獲得し、弱点がなくなりました。

　今後も、暫くはクレベル政権が続くのではないか？と考えられます。

・性格

　試合の時のクレベル選手は近寄りがたい、危険な雰囲気を漂わせており、まさに鬼人といった様子ですが、youtubeで見せる彼の素顔はとてもお茶目です。

　特に仲間の前では冗談を言ったり、饒舌になったりと陽気な姿を見せてくれます。

　例えば、怪物くんこと鈴木博昭選手とは旧知の仲で密着動画では鈴木選手の前で歌を歌いだし、笑いを誘っていました。

　また、とても仲間思いであり、親友であるサトシ選手がチャンピオンになった際にはその場で泣き崩れ喜びを露にしました。

・磯部師範とは？

　クレベル選手は自身のyoutubeチャンネルを開設しており、自身の動画を投稿しています。そこに大体出演しているのが磯部師範です。