UFC(Ultimate Fighting Championship)の略です。
UFCは世界最高峰の規模、レベルを誇るアメリカの総合格闘技団体です。
現在(2022年)世界中の最強を目指す格闘家は全員UFCに出場する為に日々努力をしていると言っても過言ではありません。
UFCはまさに総合格闘技のオリンピックともいえるでしょう。
この記事ではそんなUFCについて歴史や特徴、略称についても徹底解説していきます。
・歴史
歴史は古く、第一回大会は93年に行われました。
当初はグレイシー一族の最強っぷりが話題になり、そのなんでもありの単純明快なルールや、喧嘩さながらの野蛮な戦いは批判されながらも、多くのPPVを売り商業的には成功しました。
しかし、ボクシング業界からの圧力や、政治的な圧力により90年代後半からは規模を縮小せねばなりませんでした。その頃、日本ではPRIDEが誕生し大人気を博しました。UFCはその後塵を拝すこととなり、冬の時代を迎えます。gyudonhitosuji.hatenablog.jp
2000年代には地道な活動が実を結び、総合格闘技がアメリカで認知されていき、UFC28において、正式にルールも作成され、選手の技術洗練化につながりました。
2007年にはライバル団体PRIDEを買収。ノゲイラやミルコクロコップのようなスター選手がUFCのリングで猛威を振るいます。
そして、2011年にはアメリカで2番目の規模を誇っていた格闘技団体Strikeforceを吸収。
このように多くの有名団体を吸収していった結果、UFCのレベルは向上しつづけ、現在では世界トップの座に君臨するに至りました。
・UFCの特徴
特徴はいろいろありますが、1つあげろと言われれば『所属選手が全員強い』ことでしょう。
UFCは常に出場選手を厳選し続けています。
その為、出場できる選手は
・目立った成績を残しているか
・トライアウトに合格したか
・ロード・トゥ・UFCのような新人発掘イベントで勝てたか
など、厳しく査定された結果、UFCと契約することが出来ます。
例えば、19歳でUFCと契約した井上直樹は18歳でデビューして日本のメジャー団体DEEPで9連勝し、無敗のままUFCと契約しました。そんな彼でもUFCでは1勝2敗と戦績が振るわずにリリースされてしまいました。
更に言えば、日本では無類の強さを誇るクレベル・コイケを倒したマテウス・ガムロットもUFCに移籍前は無敗でしたが、移籍後は2敗しています。
このように、UFCは世界中の若手無敗、その国の最強MMAファイターを招集して戦わせ合い、勝てなければ容赦なくリリースしており、間違いなくそのレベルは世界トップです。
それゆえに世界中から注目されており、大きな大会になればハリウッドセレブが観戦にくることもあります。