2000年の歴史を持つ、朝鮮半島の人々の格闘技、テコンドー。
足のボクシングともいわれており、その高度な蹴り技はブルース・リーがジークンドーに取り入れたほど。
オリンピックの正式種目にもなっているこの格闘技ですが、日本ではあまりなじみがないのが現状でしょう。
そこで、この記事では、テコンドーの歴史、特徴、強さについて徹底解説していきます。
・テコンドーとは
足のボクシングともいわれている蹴り技が特徴的な韓国の国技です。
公式ルールは2分3Rで戦い、打撃は腰から上のみ当てる。拳での打撃も認められていますが、拳は胴体のみ攻撃可能。
攻撃部位により得点が定めらておりその得点を競い合う。倒れた場合は8カウントまでに立たなければKOである。
世界でもっとも普及している格闘技のひとつで、世界で7000万人の競技人口を誇っている。
・歴史
テコンドーの歴史は古く2000年以上あると言われています。
テコンドーは二つの古代格闘技が融合したものと言われています。相手を即座に倒すことに重きをおいたテッキョンと拳中心の格闘技スバクです。
土着格闘技として伝承されてきたテコンドーですが、1709年に朝鮮半島で公的に作られた最初の書物『武藝図譜通志』にてその姿を確認することが出来ます。
1909年には日本に併合されたことがきっかけとなり、格闘技は反体制のものとなりましたが、1945年に占領が終わると格闘技の復興が始まりました。
1955年には近代化され現代我々が見るテコンドーの形へと変わったのでした。
・特徴
なんと言っても、その華麗な足技でしょう。足技だけで2000種類あると言われています。
テコンドーの足技は華麗かつダイナミック。様々な技があり、拳技も合わせれあ3000種類もあると言われています。
しかし、一番特筆すべきなのはそのコンビネーションでしょう。
足技に特化してきた歴史があるので、当然その駆け引きや打撃は他の格闘技よりも高度化されています。特にコンビネーションは目を見張るものがあり、テコンドーの連続蹴りは空手にはないもので、一度見たらあまりの速さに驚くこと間違いなしです。
全日本連覇した江畑選手の蹴りです。是非見て欲しい。
ちなみに江畑選手はRIZINの舞台にも上がっている。
序盤はその蹴りで佐野選手を翻弄するが、3Rでスタミナが切れたのか、インファイトに持ち込まれて惜しくも判定負けでした。
キックとテコンドーの異種格闘技戦という色合いが強く、名試合です。
・ブルース・リーとの関係
テコンドーを見ているとブルース・リーの蹴りを思い出す方もいるかもしれません。
実はブルース・リーの蹴り技はテコンドーから強く影響を受けています。
ブルース・リーはアメリカテコンドーの第一人者であるジョーン・リーと家族ぐるみの付き合いをしており、その際にテコンドーを教わったと言われています。
事実、ブルース・リーの蹴りにはローキックがない、サイドキックはテコンドーの技と言った具合に多大な影響を受けています。
映画『燃えよドラゴン』を見れば、その影響を見ることができるでしょう。
まとめ
・テコンドーは2000年の歴史がある
・テコンドーの特徴はその多彩な蹴り技
・ブルース・リーはテコンドーから多大な影響を受けた