https://jp.ufc.com/data/fighter/549
UFC史上最高の天才にして、その才能をドブに投げ捨てたことでおなじみのジョン・ジョーンズ。未だに最強説が根強い彼についてこの記事では紹介していく。
・経歴
ジョンジョーンズは大学生のころまではレスリングエリートで全く総合格闘技に興味がなかったが、恋人の妊娠を機にお金を稼ぐ必要に迫られ、20歳で大学を中退。
Youtubeで独学で総合格闘技を練習し、プロの道に進む。
総合格闘技を始めた年に5連勝を上げUFCに参戦。更にUFC参戦からわずか3年でライトヘビー級王座に君臨。
その後もライトヘビー級の強豪相手にバンバン防衛戦で勝ちまくり、不動の地位を築き、気が付けば戦績はほぼ全勝。(1回敗北しているが、これは垂直の肘打ちを放ってしまっての反則負け。試合内容は圧倒していた)
しかし、後述するさまざまなトラブルを起こしUFCライトヘビー級王座を剥奪されている。現在(2022年)はヘビー級の絶対王者ガヌーのベルトを狙っており、二人の頂上対決が期待されている。
・ファイトスタイル
身長193センチでリーチは200.センチ以上。その長い手足から繰り出されるトリッキーな打撃と、レスリング出身故に高いテイクダウンディフェンス&テイクダウン力はずば抜けているし、更には締め技だって得意で様々なファイターから初一本負けを奪っている。つまり、穴がないのである。
独学・短期間で偉業を成し遂げたジョンジョーンズはまさに天才の名にふさわしいファイターである。
・トラブル
しかし、ジョンジョーンズはそんな偉業を帳消しにするくらい多くのトラブルを起こしている。
・当て逃げしてその場から逃げる。車内からはマリファナの吸引機がみつかる
・薬物検査の結果コカインが検出される
・ドーピング反応陽性
・ドラッグレース行為、マフラー改造、ナンバープレート改造、車線変更違反、エキシビション運転などの危険運転
・飲酒運転
・家庭内暴力
犯罪行為もなかなか駄目だが、個人的にショックだったのはドーピング行為。
あれだけ強かったのは全部ステロイドのおかげだったのかよ!?
とかなりガッカリしたファンは多いのではなかろうか?
本人は必死に言い訳していたが、ドーピング陽性も1度だけではないので、これは言い逃れが出来ないと個人的には思っている。
ジョン・ジョーンズはメンタルが弱く、試合前は不安で仕方がなくなるらしい。
精神的な弱さからトラブルを引き起こし続けており、UFC代表のデイナ・ホワイトも呆れかえっている。しかし、彼が偉大なファイターの一人であることに変わりはない。
今後どのような戦いを見せてくれるかは楽しみである。