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【キックボクシングってどんな格闘技?】キックボクシングの歴史、選手を徹底解説

 キックボクシングは日本で生まれた格闘技です。

 手と足を使った打撃格闘技で、那須川天心VS武尊などのビックマッチも行われ、昨今注目されている競技です。 

 この記事ではキックボクシングの歴史や強さ、団体について徹底解説していきます。

 

キックボクシングの歴史について

 

 打倒ムエタイの為に生み出された格闘技です。

 

 1950年代日本拳法空手道の創始者・山田辰雄は直接打撃制による空手を目指し空手ボクシングを提唱したのが全ての始まりです。

 その後、野口修による「ムエタイVS空手」の興行が大きな話題になり、キックボクシングは形作られていきました。様々な団体が乱立していきますが、フルコンタクト空手の大会を催していた石井和義が肘なしムエタイルールをアレンジし、空手・ムエタイ・ボクシングの選手を招聘し、エンターテイメント性を持たせた派手な試合を行う団体(正確には団体ではないです)K-1が2000年代に一大ムーブメントを巻き起こし、キックボクシングは大人気格闘技になります。

 その後、2003年にはRISEが設立。現在はK-1とRISEがキックボクシング界の2大勢力となり、興行を行っています。

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キックボクシング選手について

 

 キックボクシングの歴史において、様々な名選手が産まれましたが、ここでは3人の日本人選手を紹介します。

 

・魔裟斗

魔裟斗は2000年代のK-1全盛期の人気を支えたカリスマ的キックボクサーです。

ミドル級という、日本人で活躍する選手のすくなかった中量級において、目覚ましい活躍を見せ、大柄な外国人選手たちを倒していく姿に日本国民は熱狂しました。中でもムエタイの伝説的な王者ブアカーオ相手に激戦を繰り広げた名試合や当時、魔裟斗と人気を二分していた総合格闘家山本KIDとのキックボクシングルールでの試合は今や伝説となっています。

 引退した現在も試合の解説などメディア露出が高く、その試合分析や解説の分かりやすさ、的確さは流石の一言です。

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・武尊

 2014年にK-1の体制が一新され、旧K-1が大型外国人選手たちを多く招聘して、ビッグイベントを開催していたのに対し、新生K-1ではボクシングのように細かく体重を分け、軽量級の日本人選手を中心とした選手構成となりました。

 そんな中で頭角を現したのが武尊です。武尊はアグレッシブるなファイトスタイル、撃たれても前に行く積極性、そして「コレ、武尊負けるんじゃないか?」と思ってしまうような試合展開からも大逆転をし、観客を盛り上がらせる試合を行い続け、新たなK-1の顔になりました。

 

・那須川天心

 2014年にデビューして以来、プロでは負けなしの戦績であり、『キックボクシング史上最高の天才』と言われています。RISEを主戦場にしており、様々な強敵を相手に、「マジでこんな漫画みたいな技で勝つのか!?」と唸ってしまうほど、芸術的な試合運びで多くのファンを魅了しました。

「間合いこそすべて」と那須川は発言しており、遠い間合いから打たせずに打つテクニカルなファイトスタイルが特徴的です。那須川は2022年に行われた武尊とのキックボクシング頂上決戦に勝利、それを機にキックボクシングを引退し、ボクシングに移行します。

 

・THE MATCHについて

 

 2022年にキックボクシング史上最大の大会、THE MATCHが開催されました。

 

 この大会はキックボクシング界の夢のカード那須川天心VS武尊が実現することになり、それに伴い、K-1とRISEの二大巨頭が対抗戦を行う運びになったことに端を発します。

 まさに、日本人最強を決める夢のカードの連続で、現在日本で活躍するトッププロ同士の試合、そして、団体のプライドを懸けた大一番に格闘技ファンは大熱狂。

 結果的にTHE MATCHはPPVや観客動員、スポンサー収入を合わせ50億円もの金が動いた興行となりました。

 

まとめ

 

 この記事ではキックボクシングの歴史、選手を徹底解説してきました。

 以下、まとめです。

・キックボクシングはムエタイとの対抗戦で生まれた

・キックボクシングにはさまざまな団体、イベントがあるが、RISEとK-1が有名

・キックボクシングには数多くの伝説的選手が存在する

・キックボクシング最強を決める戦いTHEMATCHが2022年に行われ大きな反響を呼んだ。

 

 那須川天心はキックボクシングを引退、武尊も那須川戦を機に活動を休止を表明。

 今後、キックボクシング界にニュースターが現れるかどうか、非常に楽しみです。

 

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