立ち技世界最強の格闘技と言われているムエタイ。
なぜムエタイは最強と言われているのか?その強さ、そして日本キックボクシングとの関わりについてこの記事で解説していきます。
ムエタイとは
タイの国技で立ち技格闘技です。
タイの国技と言われており、試合時間は3分5ラウンド制。もっとも特徴的なのは、攻撃部位が8箇所あることです。両手、両肘、両手、両膝。(ちなみにラウェイはそこに頭を加えた9か所と言われています)
ムエタイの強さについて
ムエタイは世界最強の立ち技格闘技と言われています。
ムエタイは世界最強の立ち技格闘技と言われています。その所以はやはり、他の格闘技にはあまりない肘、膝の攻撃が洗練されているからでしょう。
肘、膝は人体の中でも固い部位であることは周知の事実でしょう。そんな固い肘・膝による攻撃は刃物のように切れ、相手に裂傷を負わせることは容易です。
更に、ムエタイで重視されている首相撲と呼ばれる、首を両手で押さえつけての膝蹴りの威力は凄まじく、実力差がある場合はボコボコに蹴られ続けます。
そして、そんなムエタイを行う選手たちですが、ほとんどの場合、子どもの頃からムエタイを学び、少年期からリングに上がっている選手がほとんどです。
彼らはそうして、子どもの頃からファイトマネーを稼ぎ家計を支えています。子供の頃からシビアな勝負の世界で磨かれたハングリー精神は、スポーツとして格闘技をしてきた海外選手を圧倒します。
ムエタイと日本の関係について
日本のキックボクシングは打倒ムエタイのため作られたと言っても差し支えないでしょう。
50年代にムエタイを日本格闘技にアレンジしようという動きがあり、その結果生まれたのがキックボクシングです。
その後、2000年代にキックボクシングのメガイベントK-1が日本で開催されると、多くのムエタイの強豪が参戦しました。
中でもブアカーオ・ポー.プラムックの強さは無類でした。
ブアカーオはムエタイの伝説的な選手で、その生涯戦績は250戦以上しているにもかかわらず、負けは20試合前後です。ブアカーオは肘、膝を多用しないキックボクシングルールに合わせて試合を行い、あの魔裟斗とも激戦を繰り広げました。
また、破壊神の呼び名で知られるロッタン・ジットムアンノンはONEというアジア最大の格闘技団体の王者であり、あの神童那須川天心を最も追い詰めた選手として日本では有名です。
現在は日本人選手がタイに行き、ムエタイ選手として大活躍するというケースも増えました。吉成名高選手は僅か18歳で、ムエタイで権威のあるスタジアム『ラジャダムナン』と『ルンピニー』で日本人初の統一王者となりました(ムエタイはスタジアム毎にタイトルがある)。
まとめ
この記事ではムエタイの、強さ、日本とのかかわりについて紹介してきました。
以下、まとめです。
・ムエタイはタイの国技です
・ムエタイは世界最強の立ち技格闘技と言われており、その所以は肘と膝
・ムエタイの首相撲はかなり強力。
・ムエタイの選手はハングリー精神の持ち主
・ムエタイとキックボクシングはライバル。
現在、多くのムエタイ選手が世界中のキックボクシング団体で大活躍しています。
日本ではK-1、RISE。世界ではONE、GLORYと呼ばれるワールドクラスの団体。
もしも、次に試合を見られる際はムエタイ選手に注目してみると面白いかもしれませんね。